誰でも陥る可能性がある貧困という罠と消費者金融

一般に貧困というと、自営業者であれサラリーマンであれ、どこか自分とは違う別の人々の物語と思いがちです。しかし、病気や怪我、そして失業や介護、離婚などいろいろな要因である日突然、貧困への入り口に立ってしまうことがあります。本来は、いろいろな事故(交通事故などのことではなく、人生の転機となるような大きなネガティブな出来事)があった際に、頭を切り替えて素早く生活パターンを変えるべきですが、なかなかそうはいかないのが人間です。例えば、広いマンションからすぐに家賃の安いアパートに引越をして固定費を下げるとか、車を手放すとか徹底的な節約ができるのは、かなり状況が悪化してからということが多いものです。そういった意味では、日頃からいろいろな事態を想定しておくことが一番良いのですが、なかなかそうはできないのが難しいところです。ごく最近の記事だと、週刊東洋経済の2015年4月11日号が突然の貧困への転落についての特集でした。最近の時勢を反映して、例えばうつ病などのこと、老後破綻のこと、2015年4月から施行された生活困窮者自立支援法の有効性などについての記事がありました。こういったタイムリーな記事を読むことで、心の片隅にでも「もしかしたら・・・」という意識を置いておくことが意外と大切なことです。前述の雑誌の記事になかでも、困窮のあまり消費者金融に手を出して、さらに借金が膨らむケースもありました。結局は生活保護の申請ということになってしまったようですが。消費者金融は計画的な利用を進めていますが、現実的にはその時点で返済の目途がついていないことが多いのではないでしょうか?いろいろなケースを想定して対策を立てておく手法を、シナリオプランニングと言いますが、個人の生活でも最悪のケースを想定して対策を考えておくことが重要です。